

エアコンを1日消し忘れても、電気代は冷房で約130円、暖房で約280円が目安です(6畳用の実測データより)。ただし、延長コードを使っているなど一部のケースは注意が必要です。
この記事では、消し忘れたときの判断基準と、二度と消し忘れを気にしなくていい仕組みの作り方を、公式情報と公的データをもとに整理しました。
この記事でわかること
- 消し忘れたとき、帰るべきかの判断基準
- 10時間・1日・1ヶ月の電気代の目安
- 消し忘れで火事になるケースと注意点
- 外出先からエアコンを消す3つの方法
- SwitchBotハブで「勝手に消える部屋」にする方法
エアコンを消し忘れたら帰るべき?まず確認したいこと
結論から言うと、電気代だけが心配なら戻る必要はほぼありません。戻るか迷ったら、次の図の順に確認してみてください。

電気代だけなら急いで戻らなくていい理由
6畳用エアコンの24時間つけっぱなし実験では、電気代は冷房で約127円、暖房で約284円でした。往復の交通費や遅刻のリスクと比べると、戻るほうが損になりやすい金額です。
ただし、外出が数日〜数週間になる帰省や旅行の場合は話が変わります。後ほど期間別の電気代を表で紹介します。
戻るか、誰かに連絡したほうがいいケース
電気代より安全面が気になるケースもあります。次に当てはまる場合は、戻るか管理会社・家族に連絡することを検討してください。
戻るべきケース
- エアコンの電源プラグを延長コードやタップにつないでいる
- 最近、焦げくさいにおい・異音・エラー表示があった
- 暖房の温風が当たる位置に洗濯物や紙類を置いている
- 窓を開けたまま出てきた(電気代の増加と防犯の両面で心配)
どれにも当てはまらなければ、帰宅してから消せば十分です。もし外出先から消す手段があるなら、その場で消してしまうのが一番ラクです。
エアコン消し忘れの電気代はいくら?10時間・1日・1ヶ月の目安
消し忘れの電気代は、冷房なら1日約130円、暖房なら1日約280円が目安です。下の表は、エネチェンジが実施した24時間つけっぱなし実験の結果をもとに、時間別に計算したものです。
| 消し忘れた時間 | 冷房 | 暖房 |
|---|---|---|
| 10時間(出社中) | 約53円 | 約118円 |
| 1日(24時間) | 約127円 | 約284円 |
| 3日(週末の帰省) | 約381円 | 約853円 |
| 1週間 | 約889円 | 約1,991円 |
| 1ヶ月(30日) | 約3,808円 | 約8,532円 |
前提条件は、6畳用エアコン(パナソニック CS-J226C)、設定温度26℃、風量自動です。24時間の消費電力量(冷房4.095kWh、暖房9.174kWh)を時間で割り、31円/kWhを掛けて計算しました。
31円/kWhは、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す電力料金の目安単価です。実際の金額は、部屋の広さや断熱性、外気温、契約プランで変わります。

出典:エネチェンジ「エアコンの電気代は24時間つけっぱなしだとどうなるか実験」
冷房より暖房のほうが消し忘れのダメージは大きい
同じ条件でも、暖房は冷房の2倍以上の電気代になりました。外気温と設定温度の差が大きいほど、エアコンはパワーを使うためです。
冬の帰省で1週間消し忘れると、約2,000円が消える計算です。冬こそ「外から消せる仕組み」の価値が大きくなります。
「つけっぱなしの方が安い」は消し忘れには当てはまらない
エアコンは起動時に電力を多く使うため、短時間の外出ならつけっぱなしの方が安い場合があります。ただし、これは「すぐ戻る」ことが前提の話です。
出社や旅行のように何時間も部屋を空けるなら、消したほうが電気代は安くなります。消し忘れを「節約になったかも」と考えるのはやめておきましょう。
エアコンの消し忘れで火事になる?注意したいケース
正しく設置されたエアコンなら、運転し続けたこと自体で火事になるとは考えにくいです。注意したいのは、電源まわりに問題があるケースです。
製品事故を調査しているNITE(製品評価技術基盤機構)は、エアコンは消費電力が大きいため、延長コードにつなぐと発煙・発火のおそれがあると注意を呼びかけています。電源コードを途中でつなぎ直す改造も危険です。
今すぐ確認
- エアコンのプラグが壁のコンセントに直接ささっているか
- プラグやコンセントに変色・焦げ跡がないか
- 異音・異臭・水漏れ・エラー表示がないか
賃貸で入居時からエアコンが付いている場合も、一度プラグまわりを見ておくと安心です。不具合があれば、使用をやめて管理会社やメーカーに相談してください。
外出先からエアコンを消す方法は3つ|「消し忘れ機能」とは?
外出先から消す、または自動で消えるようにする方法は大きく3つあります。手持ちのエアコンの機能によって、選べる方法が変わります。
| 方法 | 追加の費用 | 古いエアコン |
|---|---|---|
| 本体の消し忘れ防止機能 | なし | 非搭載が多い |
| メーカー純正アプリ | なし(Wi-Fi内蔵機種) | 使えないことが多い |
| スマートリモコン | 本体代のみ | 赤外線リモコンがあれば使える |
エアコン本体の「消し忘れ防止機能」
よく検索される「消し忘れ機能」は、人がいなくなるとエアコンが自動で運転を止める機能のことです。たとえば日立の一部機種には、不在を検知すると省エネ運転に切り替え、さらに不在が続くと停止する「オートオフ」があります。
日立の公式FAQによると、オートオフは省エネ運転のまま不在が2時間続くと停止します。センサー付きの上位機種に多い機能なので、取扱説明書で搭載の有無を確認してみてください(日立 公式FAQ)。
メーカー純正アプリ(Wi-Fi内蔵エアコン)
最近のエアコンには、Wi-Fiにつないでスマホから操作できる機種があります。外出先から運転状態を確認して、そのまま停止できます。
ただ、賃貸の備え付けエアコンは古い機種やシンプルな機種が多く、アプリ非対応のこともよくあります。その場合は次のスマートリモコンが選択肢になります。
スマートリモコン(どのエアコンでも外から操作できる)
スマートリモコンは、エアコンのリモコンの代わりに赤外線を出す小さな機器です。Wi-Fiにつなげば、スマホから外出先でもエアコンを操作できます。
赤外線リモコンで動くエアコンなら、古い機種でも使えるのが強みです。壁に穴を開ける工事もいらないので、賃貸でも置くだけで始められます。
なお、お金をかけない対策としては、リモコンの「切タイマー」を出かける前に入れる習慣や、玄関への貼り紙もあります。ただ、面倒くさがりほど続かないので、仕組みで解決するほうが確実です。
SwitchBotハブなら消し忘れをどう解決できる?
SwitchBotハブは、スマートリモコンの中でも利用者が多い定番シリーズです。消し忘れ対策としては、次の3段階で使えます。
①外出先から1タップで消せる
一番シンプルな使い方は、駅や会社でアプリを開いてエアコンをオフにする方法です。「消したっけ?」と思った瞬間に、その場で解決できます。
ハブ2・ハブ3は、手元のリモコンで操作した内容もアプリに反映する機能があります。そのため、アプリを開けば「今ついているか」の目安を確認できます。
ただし、赤外線は家電からの返事を受け取れないため、エアコンが実際に止まったかまでは保証されません。ハブ2・ハブ3なら室温の変化も見られるので、気になるときの裏付けになります。
②家を出たら自動で消える(位置情報オートメーション)
SwitchBotアプリには、スマホの位置情報を使って「家から離れたら」家電を操作するオートメーションがあります。これを使えば、消し忘れを思い出す必要すらなくなります。
- SwitchBotアプリでエアコンをハブに登録する
- オートメーションを新規作成し、条件に「家から離れたとき」を選ぶ
- 実行内容に「エアコンをオフ」(照明のオフも追加可)を設定する
- スマホの位置情報を「常に許可」にしておく
SwitchBot公式サポートでは、範囲(半径)を200m以上に設定することがすすめられています。この機能はベータ版の扱いなので、最初の数日は正しく動くか確かめておくと安心です。
③部屋に誰もいなければ自動で消える(ハブ3)
ハブ3は人感センサーを内蔵しているのが大きな違いです。スマホが家の外にあり、部屋に人がいないと判断したときに、エアコンなどを自動でオフにする使い方ができます。
位置情報だけに頼らず「人がいるか」も見て判断できるので、消し忘れ対策としてはもっとも手間がかかりません。ハブ2でも、別売りの人感センサーを組み合わせれば似た仕組みを作れます。
▶関連記事:SwitchBot人感センサー標準とProの違いは?一人暮らし賃貸向けの選び方を解説!
SwitchBotハブを置いた後の一人暮らしの1日
消し忘れ対策のためにハブを置くと、エアコン以外の面倒も一緒に減っていきます。公式情報から想定できる1日の流れを、面倒くさがりの一人暮らし目線でまとめました。
- 7:30 起床 冬はタイマーで起きる前に部屋が暖まっている。布団から出る気合いがいらない
- 8:15 出発 家から離れると、エアコンと照明が自動でオフ。玄関で「消したっけ?」と振り返らなくていい
- 12:00 昼休み アプリで部屋の温度と、エアコンが止まっていることを確認できる
- 18:30 帰宅30分前 電車の中でエアコンをオン。真冬でも暖かい部屋に帰れる
- 23:30 就寝 「おやすみ」ボタンひとつでエアコンとテレビ、照明をまとめてオフ。リモコンを探さなくていい
あくまで設定次第の想定ですが、「消したか不安になる時間」と「リモコンを探す時間」がまるごと消えるイメージです。

一方で、もともと消し忘れがほとんどない人や、エアコンを使う時期が短い人にとっては、変化は小さめです。自分が月に何回「消したっけ?」となっているかで判断してみてください。
エアコンの消し忘れ対策にはどのハブを選ぶ?目的別の早見表
SwitchBotのハブは複数あり、消し忘れ対策で選ぶなら「どこまで自動にしたいか」で決めるのがおすすめです。
| やりたいこと | 選ぶハブ | 理由 |
|---|---|---|
| 外から消せれば十分 | ハブミニ | 外出先操作と位置情報オートメーションに対応。センサーはなし |
| 止まったかも確認したい | ハブ2 | 温湿度センサー付き。リモコン操作もアプリに反映 |
| 人がいなければ勝手に消してほしい | ハブ3 | 人感センサー内蔵で、不在時の自動オフまで1台で完結 |
迷ったら、室温も確認できるハブ2か、自動化まで1台で済むハブ3のどちらかにすると後悔しにくいです。2つの違いは別の記事で詳しく比較しています。
スマートリモコンが向いていない人・向いている人
スマートリモコンは便利ですが、全員に必要なわけではありません。向いていない人から先に確認してみてください。
向いていない人
- エアコンがWi-Fi内蔵で、純正アプリがすでに使える人
- 家に2.4GHz帯のWi-Fiがない人(ハブ2は2.4GHz帯のみ対応)
- エアコンとハブの間に家具などの障害物があり、赤外線が届く位置に置けない人
向いている人
- 月に1回以上「エアコン消したっけ?」と不安になる人
- 賃貸の備え付けエアコンで、純正アプリが使えない人
- 帰宅前に部屋を冷やす・暖めておきたい人
エアコン以外にもラクしたい家電がある人は、SwitchBotで賃貸でも使える自動化グッズをまとめた記事も参考にしてください。
▶関連記事:SwitchBot賃貸おすすめ5選!一人暮らしの面倒を自動でラクにする厳選ガジェットを紹介!
エアコンの消し忘れに関するよくある質問
最後に、エアコンの消し忘れでよくある疑問にまとめて答えます。
エアコンを1ヶ月消し忘れたら電気代はいくら?
6畳用エアコンの実測データをもとにすると、冷房で約3,800円、暖房で約8,500円が目安です。部屋の広さや外気温によって変わるため、あくまで目安として考えてください。長期の外出前は、外から確認できる手段があると安心です。
古いエアコンでもスマートリモコンは使える?
赤外線リモコンで操作するエアコンなら、古い機種でも使える可能性が高いです。SwitchBotのハブは10万以上のリモコンデータに対応しています。メーカーの一覧にない場合も、手元のリモコンの信号を覚えさせて登録する方法があります。
賃貸でもスマートリモコンは使える?
使えます。SwitchBotハブはエアコンが見える位置に置いて、USBで給電するだけです。壁に穴を開ける工事は必要ないので、退去時は抜いて持っていくだけで済みます。
窓を開けたまま出かけたかも、も確認できる?
SwitchBotの開閉センサーを窓に付ければ、開いたままのときにスマホへ通知できます。エアコンの消し忘れと窓の閉め忘れをまとめて防げます。詳しくはSwitchBot開閉センサーの口コミ評判をまとめた記事で解説しています。
まとめ:エアコンの消し忘れは「思い出さなくていい仕組み」で解決
エアコンの消し忘れは、電気代だけなら慌てなくて大丈夫ですが、仕組みで防げば不安そのものがなくなります。
まとめ
- 1日の消し忘れは冷房約130円・暖房約280円が目安。電気代だけなら戻らなくていい
- 延長コード使用や異臭がある場合は、安全のため戻るか連絡を
- 純正アプリが使えないエアコンでも、スマートリモコンなら外から消せる
- SwitchBotハブなら「家を出たら自動で消える」仕組みまで作れる
- 人がいないときに勝手に消してほしいなら、人感センサー内蔵のハブ3
まだどのハブにするか迷っている方は、ハブ2でできることをまとめた記事から読むと、自分に必要な機能がイメージしやすくなります。
