

SwitchBot リレースイッチ1は、壁スイッチの見た目を変えずにスマホ・音声・タイマー操作を足せる埋め込み型の部品です。
ただし取り付けには電気工事士の資格が必須なので、工事の許可が取りにくい賃貸の一人暮らしなら、まずはボットやスマート電球のほうがラクに済みます。
公式情報と複数の口コミを調査・整理した結果を紹介します。
基本情報
- 価格:5,480円(税込・公式サイト通常価格)
- サイズ:42×36×16mm(壁スイッチの裏などに埋め込む)
- 接続:Wi-Fi+Bluetooth、Matter対応
- 設置:電気工事士の資格と中性線が必要
SwitchBot リレースイッチ1は賃貸で使える?取り付け前の4つの条件
賃貸でも「大家さんの許可」と「電気工事士による施工」がそろい、配線の条件が合えば使えます。どれか1つでも欠けると、取り付けはできません。
リレースイッチは、照明やコンセントの回路に組み込んでON/OFFを切り替える部品です。SwitchBot公式サイトの製品ページによると、リレースイッチ1は既存のスイッチを残したまま、アプリ操作・音声操作・スケジュール設定を追加できます。
下の図は、付けられるかどうかを4つの質問で判断できるようにまとめたものです。

電気工事士の資格がないと取り付けできない
公式サイトは、設置・配線工事に電気工事士の資格が必要だと明記しています。資格のない人が100Vの配線に組み込むと、電気工事士法違反になります。
公式のよくある質問で紹介されている取り付け動画では、ブレーカーを落として壁スイッチの配線に組み込む手順が説明されています。手順がわかっても、資格がなければ自分で作業してはいけません。
付けたい場所に中性線が来ているか
公式のよくある質問では、正しく取り付けて動かすために中性線が必要と回答されています。ここが賃貸の一人暮らしにとって見落としやすい条件です。
中性線とは
電気が機器から戻っていく側の線です。リレースイッチ1はこの線から自分が動くための電気をとるため、スイッチの裏に来ていないと動きません。
一般的な壁の片切スイッチには、電源側と照明側の2本しか来ていないことがあります。他社のスマートスイッチの施工資料でも、常時100Vを供給する配線を別に用意するよう求めている例があります。
中性線があるかどうかは、外から見てもわかりません。電気工事士に確認してもらい、ない場合は配線の追加が必要か、費用はいくらかを見積もってもらう流れになります。
賃貸は管理会社・大家さんの許可が先
壁の中の配線に手を入れる工事なので、賃貸ではまず管理会社や大家さんの許可を取るのが一般的です。退去時に元に戻す(原状回復)費用を誰が持つかも、あわせて確認しておくと安心です。

負荷は6Aまで・屋内専用・ホタル付きスイッチに注意
日本版の最大出力電流はAC・DCともに6Aで、防水・防塵ではないため屋内専用です。ガジェット系メディアの検証では、海外版は最大16Aで、日本版はPSE(電気用品安全法)と技適を取った別仕様とされています。
公式サイトのレビューには、ホタル付き3路スイッチに付けたら誤作動や接続切れが起き、スイッチを交換したら直ったという声がありました。ホタルランプが点かなくなったという声もあります。
業者に相談する前に、次の4点をメモしておくと話が早いです。
- 持ち家か賃貸か(賃貸なら許可が取れたか)
- 付けたい照明・機器の場所と数
- 今の壁スイッチにホタルランプがあるか、3路スイッチか
- リレースイッチ1を使いたい目的(遠隔操作・タイマー・音声など)
SwitchBot リレースイッチ1の口コミ・評判:レビュー10件を分類
購入者レビューを読むと、照明よりも低電圧の機器やDIY用途での満足が目立ちます。2026年10月22日時点で、公式サイトと楽天市場のレビューのうち内容がわかる10件を分類しました。
内訳は、公式サイトで本文を確認できた4件と、楽天市場の6件です。まずは何に使っているかの分類です。
| 使い方 | 件数 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 照明の壁スイッチ | 4件 | 3路スイッチ構成、ホタル付きスイッチ、照明用 |
| 低電圧の制御 | 3件 | DC24V機器の制御、インターホン信号、太陽光システム |
| 用途の記載なし | 3件 | 機能に満足、資格が必要で面倒など |
楽天市場のレビューで年代が表示されている5件は、すべて50代以上の男性でした。電気の知識がある人が、目的をはっきり決めて買っている印象です。
次に、気になった点として挙がっていた内容です(1件に複数含む場合あり)。
| 気になった点 | 件数 |
|---|---|
| 導入のハードル(資格・知識・Alexa等との連携設定) | 2件 |
| ホタル付きスイッチとの相性 | 2件 |
| Wi-Fi接続が不安定なことがある | 2件 |
| 価格・接点が1つだけ | 1件 |
良かった点では「想定どおりに動いた」という趣旨が5件で最多でした。既存の片切スイッチとスマホ操作を組み合わせて3路スイッチのように使える「エッジスイッチモード」を評価する声もあります。
ただし件数は合計10件と少なく、照明用途で長期間使ったレビューはまだ多くありません。傾向の目安として見てください。
SwitchBot リレースイッチ1のデメリット・注意点
一番のデメリットは本体ではなく、付けるまでの手間と費用です。スペック面でも、買う前に知っておきたい点がいくつかあります。
注意点
- 工事費が本体価格より高くなりやすい
- 日本版の最大出力は6A(海外版より小さい)
- 電力測定は仕様表で「非対応」
- 安い海外版は日本では使えない
電力まわりは表記がそろっていません。公式の仕様表は「電力測定:非対応」としている一方、よくある質問には「太陽光パネルの発電電力を確認できる」という回答があり、楽天市場の商品名にも「電力モニタリング」と入っています。
消費電力の見える化が目的なら、購入前にSwitchBotのサポートへ確認するのが確実です。この記事では、仕様表どおり「電力測定には期待しない」前提で整理しています。
価格は日本版が5,480円で、米国Amazonでは約2,100円で売られています。ただ前述の検証では、海外版は日本向けの認証を取っていない別仕様で国内利用はNGとされているため、個人輸入はおすすめしません。

計算式は「1.2W×8時間×365日÷1,000=約3.5kWh」に、電気料金の目安単価31円/kWh(税込)を仮に掛けて約109円です。24時間ONのままでも約326円で、OFF時の待機電力は公式に記載がないため含めていません。
工事費込みで比較:ボット・スマート電球との選び分け
照明1か所なら、初期費用はスマート電球がもっとも安く、リレースイッチ1は工事費込みでもっとも高くなりやすいです。図にすると差がはっきりします。

リレースイッチ1は「本体5,480円+工事費5,000〜20,000円=約10,480〜25,480円」で計算しました。工事費は一般的なスイッチ交換工事の相場を仮に当てはめたもので、中性線の追加が必要ならさらに増える可能性があります。
ボットは4,980円で、外出先や音声で操作するにはハブ(ハブミニ5,480円)が別に必要です。価格はいずれも2026年10月22日時点の公式サイト通常価格(税込)で、セール時は下がります。
費用以外の違いは、次のとおりです。
| 方法 | 向いている部屋 | 弱点 |
|---|---|---|
| リレースイッチ1 | 持ち家・工事OKの部屋。壁スイッチの見た目を変えたくない | 工事・許可・中性線が必要 |
| ボット | 賃貸。壁スイッチを物理的に押せればOK | 後付け感が出る。壁のタッチパネルは非対応 |
| スマート電球 E26 | E26口金の照明がある部屋 | 壁スイッチを切ると操作できない |
リレースイッチ1の強みは、壁スイッチとスマホ操作の両方がそのまま効くことです。スマート電球は壁スイッチで電源を切ると操作できなくなり、ボットは見た目に存在感が出ます。

リレースイッチ1を付けた後の変化:照明で「やらなくてよくなること」
取り付けられる環境なら、壁スイッチを残したまま照明の操作を手放せるのが一番の変化です。以下は公式情報と口コミから言える範囲の想定です。
やらなくていい
- 寝る前に布団から出て壁スイッチを切る(音声・スマホ・タイマーで消灯)
- 外出後に「電気消したっけ」と戻る(外出先からOFF)
- 帰宅時に暗い部屋でスイッチを探す(帰宅時刻に合わせて自動点灯)
ボットやスマート電球でもできることは近いですが、来客や家族が壁スイッチを普通に押しても、アプリ側の操作が使えなくならない点が違います。スイッチの見た目も変わりません。
一方、ワンルームで照明が1つだけ、ベッドから壁スイッチまで数歩という部屋だと、変化は小さめです。工事の手間と費用に見合うかは、照明の数と生活動線で考えるのがおすすめです。
SwitchBot リレースイッチ1が向いていない人・おすすめな人
ここまでの条件をふまえると、向いているのは「工事できる環境があり、見た目を変えたくない人」に絞られます。
向いていない人
- 賃貸で、管理会社・大家さんに配線工事の許可を取れない人
- 本体とは別に工事費(目安5,000〜20,000円)をかけたくない人
- 照明がE26電球で、電球を替えるだけで済む部屋に住んでいる人
- 消費電力の見える化を目的にしている人
おすすめな人
- 持ち家、または工事の許可が取れる部屋に住んでいる人
- 壁スイッチの見た目を変えずに、スマホ・音声・タイマー操作を足したい人
- 電気工事士の資格がある、または依頼先のあてがある人
- DC12V・24Vの機器やインターホン信号など、低電圧の制御に使いたい人
まとめ:SwitchBot リレースイッチ1は「工事できる人」向けのスマート化部品
SwitchBot リレースイッチ1は、条件がそろえば壁スイッチを残したまま照明をスマート化できる一方、賃貸の一人暮らしにはハードルが高い製品です。
まとめ
- 取り付けには電気工事士の資格と中性線が必要
- 賃貸は管理会社・大家さんの許可が先
- 工事費込みの初期費用は約10,480〜25,480円が目安
- 賃貸なら、まずはボットかスマート電球で十分
- 工事できるなら、見た目を変えずにスマホ・音声操作を足せる
